他の香港映画のロケ地にはさして興味はないけれど、「恋する惑星(重慶森林, Chungking Express)」のことになると話は別。
私の好きな映画「恋する惑星」は1994年の香港映画で、トニーレオン(梁朝偉, Tony Leung)、フェイウォン(王菲, Shirley Won)、金城武が出演しているということでも有名だが、手持ちで撮影という新しいスタイルと、独特の色使いなどスタイリッシュな映像でも知られている映画。自分の写真の色を模索する中で原点的な作品。
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前置きが長くなったけど、そんなロケ地に行ってきた。スタートはバスで降りた地点の中環あたり。
今まで香港に来た時も探したけど、ミッドレベルエスカレーターのどこか分からなかったし、蘭桂坊(ランカイフォン)にさえ場所が分からず行くことができなかった。ネットなどでロケ地訪問記は結構あったので、それを参考にGoogle mapで調べた。いい時代になったなぁ。
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まずは蘭桂坊(ランカイフォン)。
ここはフェイが働いていたMidnight Expressミッドナイトエクスプレスがあった場所。今はセブンイレブンになっている。
記念にお茶を買った(笑)
夫は映画を見ていない(興味がない)ので、ありふれたセブンイレブンを嬉々として撮影する私をいぶかしげに見ていた。
場所はこちら。
そのごく近所にあるカリフォルニア。
トニーレオン扮する警官633がフェイをデートに誘い待ち合わせた店。
あれ・・・?もう跡形もなくなっていた。残念。もっと早くに来たかった!
そしてそこからトコトコと歩き、中環・閣麟街(Cochrane St)に。ここは警官633の住まいという設定だけど、実際は撮影監督のクリストファー・ドイル先生のマジ住居だったとか。
ミッドレベルエスカレーター。
これ自体は観光名所の一つだけど、今まで香港に来た時はしゃがんでフェイごっこをしてもどこか分からなかった。
ただ、Google mapを見て、おや?と思う場所を発見。それは、パトロール中に警官633がこのミッドレベルエスカレーターの橋を歩いていた時、紙飛行機が飛んでいるのを見つけて、自分の家を見るシーン。結構エスカレーターの通路がせり出した場所がある。
ちょうど荷李活道Hollywood Roadにある、中區警署(Central Police Station、セントラル警察署)の前あたり。
ここから家を見たとすると・・・と考えると
今は荷李活道沿いに高い建物(写真右下の軒がオレンジ色の建物)が建っているけど、当時はなかったみたい。そして、なんだかカラフルな飾りも増えた模様(笑)
そして肝心のおうちは今は工事中の模様。(個人邸のようなので住所掲載は控えます)
フェイごっこしてみた。緑の覆いがそうだと思われる。どんなのになるのかな?香港は予想以上に移り変わりが早くて驚いた。
この家の前にあると思われる小道をググってみたら、何かの密売?とかしているような不穏な写真が出てきた。変なものは撮らないとか夜間などは特に注意が必要。
この辺りで夫的には、意味が見いだせない&暑い&子供暴れるで、ストライキモードでずっとベンチに座っていた。ロケ地巡りは同行者にはかなり退屈のようなので、配慮が必要だと感じた。
ちょうど開店時間になったキャンドルカンパニーに私だけ行ってお土産を買ってこのエリアから退散。
あと、前半部分の金城武扮するモウという警官と謎の金髪美女とのパートのロケ地も通りすがりながら行った。両替で行った重慶大厦(チョンキンマンション)。
金城武が座り込んでいた北京道のマクドナルド。ロゴデザインは変わったけど、Mの字は健在。
場所はこちら
Yamane
明日香港に初めて行く、恋する惑星好きの者です。
とても分かりやすくて助かりました。
明後日辺りに行って見ようと思います!
shimesabax
Yamaneさん
コメントいただきどうもありがとうございます!すでに香港旅行を満喫されているころかもしれませんね、うらやましい。
数日前にアナザースカイで水原希子さんが香港を訪れてらっしゃる中でも恋する惑星が紹介されていましたね。
もう20年以上前の作品と聞くと、改めて驚きですが、やはり素敵な作品で私も大好きです。