入門機とはいえ一眼レフからミラーレスに買い換えた私。しかもオリンパスやソニーなどAFが速いと評判の機種ではないフジフィルム。X-E1からパワーアップして、AFは速くなったけれど工夫をしないと動く子供を撮るのは難しかった。
こちらの記事を参照

以前参加したフジフィルムのXシリーズ使い方セミナー(記事はこちら)で、この悩みについて質問をしてみた。
「正面からすべり台で降りてくる子供を撮影している。被写界深度が浅すぎるとピンボケしやすいのでF4くらいにし、シャッタースピードは1/125、できれば1/250で撮りたい。これでも暗い時はどうすればよいか」というもの。

マニュアルで露出補正ができればよいが、やはりそれはできないらしい。

すでに実施しているが、以下の方法は有効と教えてくれた。
●マニュアル設定
●シャッタースピードは最低でも1/125。1/180~1/250くらいあると更によい。
●F4.5~5.6くらい⇒もっとF値を小さくすることが可能で、更にシャッタースピードを稼げる方法あり。後述。
●上記設定を基本に、露出のゲージを見ながら、F値を下げたりとシャッタースピードを遅くする
●ドライブから低速連写を設定
●顔認証AFに設定

以下については
●ISOはオートで3200まで許容⇒2L版でよいならば6400まで上げてもノイズは見られないのでオススメ
とのこと。ほほう。

他に
●プリAFをONにする(カメラマーク4番の中にある)⇒半押しせずとも被写体にピントを合わせ続けてくれる
●コンティニュアスAFにする(カメラ正面レンズ脇のピンをCにする)⇒動体向きな撮影設定

そして最大の方法を教えてもらった。
●ハイパフォーマンスモードを使用する

ハイパフォーマンスモードとはX-E2からついた機能だそうで、MENU→スパナマークの2番→消費電力設定の中にある。これをONにする。富士フィルムの方いわく、電源OFFからの立ち上がりスピードとAFの速さが劇的に変わり、パンフレットにある世界最速はこれをONにして実現しているとのこと。

問題点はバッテリーの減りが早まること。設定や状況によるが、満充電で1,500枚くらい撮れたものが750枚くらいになるそうだ。でもこういう難しい場面だけでもONにして使うことで状況はかなり変わってくるとのこと。これならF値を4より小さくしてもちゃんととらえてくれそうだ。

そこで撮り直した写真がこちら。
ミラーレスカメラで動く子供を撮る方法 その後 X-E2のハイパフォーマンスモード
★18.0-55.0 mm f/2.8-4.0 1/180秒 F2.8 ISO200(MAX6400のAUTO設定) ハイパフォーマンスモード

ちゃんとピントが合いました。暗い場所でもハイパフォーマンスモードだと失敗が少ないのでオススメな機能。
 
(2014.8.26 追記)
この頃はマニュアル設定で走る子供を撮っていましたが、最近はそこまでせず、P(プログラム)で撮ることが殆どになりました。やはりハイパフォーマンスモードの力が大きいように思います。
ハイパフォーマンスモードで撮影すると、通常時よりも低ISOで撮影してくれるような気がします。
顔認証AF+プリAFで、子供が動いても見失うことなく子供の顔にAFをかけ続けくれるが撮影しやすく感じています。