ミラーレスカメラで動く子供を撮る方法を研究 今回写真
★今回写真 マニュアルモード F4.5 1/180 ISO3200 レンズはFUJINON XF23mm F1.4 R
 

今までNIKONのD3200という入門機ながら一眼レフを使っていた。基本A(絞り優先)モードで撮影していて、被写体の動きが速くてブレブレな時は動体撮影モードというのを使っていた。連写で撮影することになり、絞り値なんかは設定できないけど、すべり台を滑るなどどいった場面にはよく使っていた。
 

ところが、X-E2にして初めて行った公園ですべり台撮影全滅。ご覧の通りブレブレ。
ミラーレスカメラで動く子供を撮る方法を研究 失敗写真
★失敗写真 絞り優先モード F3.6 1/40 ISO320 レンズはFUJINON XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
 

やっぱ子供や犬猫などは一眼レフで、ミラーレスは厳しいのかなぁと思ったりもした。同じミラーレスでもNIKON 1、ソニーのNEXやオリンパスのE-M1はかなり速いけど、富士はあまり速いとはいえない。でも大分AFが速くなったX-E2なら勝負できそうと思っていたので、全滅と言う結果はかなり焦った。
 

そこですべり台撮影時、色々試行錯誤してみた。(すべり台大好きっ子の娘は何度も懲りずに滑ってくれていて助かった)
 

●マニュアル設定
●シャッタースピードは最低でも1/125。1/180くらいで。
●F4.5~5.6くらい(被写界深度を深くすることでピントずれを少しでも防ぐため。開放(F値最小)にはしないようにした)
●ISOはオートで3200まで許容
●上記設定を基本に、露出のゲージを見ながら、F値を下げたりとシャッタースピードを遅くする
●ドライブから低速連写を設定
 

X-E2で助かったのは、シャッタースピードやF値などを設定するとどんな風に撮影できるのか加味されてライブビュー画面に表示されていること。シャッターを切ったはいいが、真っ暗すぎで失敗だったということがない。失敗もちらほらあるけど、連写にして数を打っていく。結局それかい!
 

でも今のところ入門機の一眼レフのD3200よりはAFポイント数も多いこともあり、AFでピントがずれてたり、F値も選べないので意図しない雰囲気に仕上がったりという失敗はかなり少ない。(単にD3200を使いこなせていなかっただけ?!)ただ、色々設定する必要があるので、ダイヤルをくるっと回せば撮影できる一眼レフのような手軽さにはやはり欠ける。
 

ちなみに、AF-CでやるよりもAF-Sでやった方が成功率が高いように思う(動き物なのになぜ?)また、このすべり台だとこのくらいのシャッタースピードでよかったけれど、成長に合わせてこれも変わってくると思う。
 

単焦点レンズの撮り方手帖

 

「単焦点レンズの撮り方手帖」で読んだところによると、シャッタースピードが
1/125~1/500 歩いている人が止まって写る
1/250~1/1000 走っている人が止まって写る
だそう。幼児の動きなので1/125~1/180くらいのシャッタースピードでなんとかなっているものと思われる。
 

そして夕方近いからか若干暗いかな?F値はもっと小さい方がよいのかも?
 
うーん、顔キレイナビがついたからとりあえず顔は撮れるようになって形にはなりつつあるけど、まだまだ完成までには工夫しないとかな。置きピンもマスターするに越したことはないし。動き物撮影はこれからも課題として頑張ります。
 

(2014.3.25 14:15追記)
富士フィルムの使い方セミナーにて色んな技を教えてもらってほぼ解決しました。最大のポイントはハイパフォーマンスモードにすることです。これでほぼ失敗なし!詳しくはこちら
 

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