世の中には放射能レンズと言われるのものがあるということ。えらく物騒な名前で、アトムレンズとかトリウムレンズとも呼ばれているそうです。まだまだ光学技術が十分でなかった時代、ガラスの屈折率をあげるためにトリウム(記号Th /原子番号90)の酸化物をレンズ硝材へ10%ほど混ぜたものがあるそうです。
最近は、富士フイルム FUJIFILM X-T20を買ってからは、空いた富士フイルム FUJIFILM X-E2にM42のマウントアダプターをつけっぱなしにしてオールドレンズ専用機にしています。
外出先では子どもが気になり、ピント合わせに集中できないけれど、安全の家の中では、ピント合わせをするマニュアル撮影もできるので、以前よりオールドレンズでの撮影頻度が増えました。オールドレンズの情報集めにGoogleで色々検索していたら、気になることを発見しました。
それは放射能レンズです。
トリウムの酸化物の酸化トリウムが放射性物質なのだそうです。ネットではペンタックスのタクマー(Takumar)の55mmや50mmの測定結果をアップされている方も多数いた。
他にもコダックのエクター(Ektar)やオリンパスのOMレンズのZUIKO 50mmF1.4、ニコンのニッコーる35mmF1.4も該当するそうです。
うちにもあるやん。。。。
もちろん抱えて寝たり、レンズの破片を飲み込んだりしなければ大丈夫で、写りの良さから人気もあるこのレンズ。
でもそれを向けて子供を撮るのは気分が良いものではないなと思った。割ってしまう恐れもほかの家より高いし。
形見などでもないし特に思い入れがないので放射線量が高い数値なら、売却しようと思った。
そこでエステーのエアカウンターSを購入。エステーは消臭力などでおなじみのあのエステーである。エステーのエアカウンターSは、放射線の中でもガンマー線しか測れず、しかも簡易なものではある。
でもアリナシはわかるだろうと思い購入。現にこれを使ってtakumarを調べている方がいて数値が振り切っていた。Amazonで4500円くらいで購入した。
こういったものを買わずともシリアルナンバーから類推も手段としてあるが、確定的ではない。やはり数値を目で見たら安心できる。特にZUIKO 50mmF1.4は一番の初期モデル(モノコートでシルバー枠)ではないものの第二モデル(モノコートで黒枠)で、情報がなかった。
35秒カウント後に数値が表示される。箱裏の画像にもある通り、この0.05μSv/hというの測定の最低値なので、まず問題ない値だと判断した。
カメラについているektar以外レンズの両側測定したが、1本を除いてこの数値だった。
0.05μSv/hだったのは、
Ektar 44mm F3.5
G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4
pentacon 29mm F2.8
Meyer-Optik Görlitz Trioplan 50mm F2.9
Helios-44-2 58mm F2.0
唯一、値が違ったのは意外にもF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8。上下逆で撮影した写真を正しい位置に戻したのでちょっと変なレイアウトだけれど、測定値は0.14μSv/h。
都市の放射線量はおよそ0.03μSv/hから0.14μSv/hだから、十分に低い値だと判断した。
と、いうわけで我が家にはアトムレンズはなかったという結果に。
ektarがついたsignet35やzuiko50mmF1.4などネットの情報では該当かと思ったけど、確かめてみて良かった。
環境省主要都市の空間線量率 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/r1kisoshiryo/r1kiso-02-05-05.html
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