転機は2010年の夏に行ったイタリア旅行。

夜空に浮かぶミルキーウェイをソニーのサイバーショットで撮ろうと思ってもまっくら。
そりゃそうだ。シャッタースピードが速すぎる。

ただ撮るのではなく思い出の景色を少しでもその場に近い形で残したいと思うようになった。

その年の冬に初めて買ったのは、オリンパスのPEN Lite(E-PL1)のホワイト。

これで写したベトナムのバイクの群れはザ・アジア!
土ぼこりまで感じられそうな色合いは特によかった。

でもパンケーキはズームができず、あぁっ(;;;´Д`)とシャッターチャンスを逃すことも多かった。
あと起動が遅い。
普段のお散歩カメラでもいてほしい私には、一眼レフはもちろんミラーレスでも大きかった。

子供ができたら持ち歩くんだろうか、と自問。
そう、本音を言うとめんどくさい。。。。買ってもらった主人には申し訳ないが本音だった。

けれど、人の目で見るのに近いきれい色の写真を撮りたい。
操作や一眼の基礎的なこともわかるようになってカメラのおもしろさも少しわかってきていたので、
ただのコンデジに戻るのはいやだった。

そう思っていたら、FUJIFILM(富士フィルム) デジタルカメラ X10 が発売になった。

2011年のCP+でX100の大きく引き伸ばされた作品でも美しい色合いに一目ぼれ。
X100と同じFUJINONレンズ。しかもズームレンズ!

PENが少しでも高値なうちに売却して、X10を購入。
2011年12月の出来事だった。