ここ数ヶ月で知ったことの一つ「三脚には積載重量が決まっている」という事実。今更ながらの遅い気づき。
数年前、初めて買った三脚はSLIKの800G-7。
750gのこれを選んだのはとにかく軽い。でも、FUJIFILM X10 というやや大きめのコンパクトデジカメでも足を一番伸ばすと風が吹けば結構倒れやすそうだった。
調べたところ、この三脚の最大積載重量は1kg。(ちなみにX10は350g)
これにNikon D3200+SIGMA17-70mmF2.8-4のレンズを乗せていたのだが結構ぎりぎり。(455g+465g=920g)
でも三脚を使う予定も特になかったし、三脚=重くてかさばるというイメージがあったので、特に購入は考えていなかったのだけれど、山本まりこさんの「エアリーフォトの撮り方レシピ」を読んで「旅行用三脚」という存在を知る。
山本さんの撮影持ち物についてのページは女性的な視点でとても参考になった。男性的で好みのものがあまりないカメラグッズにおいて、撮影バッグもエルベのリュックにインナーケースを入れて使っていたり、いいアイデアをもらった。山本さんはSLIK 三脚 トラベレック 255というのを使っているらしい。
お店で実物を見て、旅行用ということで1,659gは軽い方ではあるけれどやはり重めには感じたし、折りたたんだ時に40.5cmもちょっと長く感じた。飛行機の手荷物には現状60cmまでの三脚なら機内持ち込みが許されているそうだけど、最近の手荷物制限の厳格化の流れもあって、短いなら短いに越したことないような気がしていた。
トラベレック 255よりも短くて、旅行用とはいえ本格的な三脚を見つけた。それがベルボン(Velbon)のウルトレックシリーズだった。値段もお高いけれど、三脚はそうそう買い替えないし奮発しようと思った。
UT-53Qは折りたたむと27.5cmと驚異的に短い。これなら機内持ち込みも楽勝だし、普段のリュックやトートバッグにも入れやすい長さ。付属のバッグも持ち手がついていて使いやすそう。
本当はUT-43Qはカラーバリエーションもあり、値段も安く軽いのでこちらの方が本当はよかった。(レッドがかわいい!)
でも富士のXシリーズはやや重いこと、望遠55-200mmをつけるとレンズが重くフロントヘビーになるので必要があれば↓こういう道具を買い増ししたりするかもと思って店頭で試してみたら、43Qでは足が細く使えないようだった。
43Q→53Qの変更で、値段もさることながら1,080g→1,400gと重量増になったけど、2kg→2.5kgまで積載可能になったことは安心感にもつながる。三脚について調べていくと、可能な限り足が太く大きい方が安定もよくお勧めらしい。でもソニーのNEXやオリンパスPENとか軽めのミラーレスカメラを使ってたらUT-43Qにしたと思う。UT-53Qなら風が多少吹いても安心かな。それでも一番足を長くするとプルプルしそうだけど。
本格的にはまだ使っていないけれど、QB-62というクイックシューが付属していて、このシステムがとても使いやすそう。あらかじめカメラにこのクイックシューをセットしておけば、いざ使う時にさっとはめられるし取り外しもできる。三脚とカメラを直接つける形式ではこうもいかない。今はサブ機をもっていないけど、もう一つQB-62を購入すればつけかえたりしなくてもよかったり本格的に三脚撮影をやるようになると便利かも。スペアホットシューはそんなに値段高くないし。
この動画がUT-53Qの特徴をとてもわかりやすく説明していて、購入の決め手になりました。(この動画の時点では発売前だが、UT-53Qは2013.3月発売済)
↓さらに大きいUT-63Qというのもあるらしい。
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